お寺をもっと身近で、
楽しくて、温かい場所に。
お寺だからこそできることがある。
自分と向き合う場所として、
求められるお寺
現代はVUCAワールドと称されているとおり、変動性が高く(Volatility)、不確実性が強く(Uncertainty)、かつ複雑で(Complexity) 曖昧な(Ambiguity) な時代です。
年齢構成の逆ピラミッド化、テクノロジーの発達、ライフスタイルや価値観の変化、格差・貧困の拡大、気候の変動、などなど。諸行無常とはいえ、加速度的な変化にさらされている現代は、誰もが不安を感じやすい時代と言えるのではないでしょうか。
そんな今、変化に振り回されて右往左往するのではなく、地に足をつけて生きたいと願う人が増えています。
本当の自分と向き合い、自分を認め、他者を認め、つながりを感じながら生きる。今こそ、仏教やお寺の出番だと思うのです。
まちづくりの拠点として求められるお寺
また、職場や学校でもなく、家庭でもない、誰もが集える“サードプレイス”であるお寺は、”まちづくりの拠点“としての可能性も秘めています。
昔からお寺は、地域コミュニティーの交差点的な役割を担っていました。読み書きそろばんや、娯楽、願かけ、先祖供養、夫婦喧嘩の仲裁をご住職にもちかけることもあったでしょう。お寺は、地域の”縁”の中心地だったのです。
この街をより良くしたいと願う地域の人々は、そんなお寺をあらためて必要としています。心と体の健康の拠点として、市民の学びの場として、つながりを作る場として、イノベーションを起こす場として。サードプレイスであるお寺に人々が集い有意義な時間を過ごすことで、人も、街も、お寺も、共に魅力を高めてゆけるはずです。
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普段着の仏教講座
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精進”旬膳”
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ゆったり寺ヨガ
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地域の文化祭”寺市”
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歌うお坊さん「しんが」
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お坊さんのハピネストレーニング
語り合おう。ひと、まち、お寺
お寺を取り巻く環境が大きく変化する今こそ、僧侶だけでなく、たくさんの市民と共に、お寺の社会的役割について語り合うべきではないでしょうか。本当に求められていることは何か?変化すべきこと、変化すべきでないことは何か?様々な考え方があるからこそ、語り合う価値があります。
話し合うこと、思索を深めることで”今すべきこと”が見えてきたら、それを実行していきましょう。「このお寺があって良かった」と心から思える体験を市民に提供していくのです。
それには、僧侶と市民の新しい協力関係が必要です。お寺だけが我武者羅に頑張ってもなかなか良い成果は生み出せません。それぞれの持ち味を活かし合い、新たな気づき生み出していくのです。
寺子屋ブッダの活動は、宗派を超えた僧侶と様々な市民が共に、これからのお寺のあり方を語り合い、そのあり方を共に実現していく言わば“実験”とも言えるものです。実験だからこそできるチャレンジが未来を切り拓きます。そして、良い成果が上がったらそれを多くの皆さんと共有し、広げていきましょう。
お寺の面白さに気づいている皆さん!ぜひ、ご一緒しませんか?
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理事 井上広法
栃木県宇都宮市 浄土宗光琳寺 住職 /お坊さんが答えるQ&Aサービスhasunoha 共同代表
1979年、宇都宮市生まれ。佛教大学で浄土学を学んだのち、東京学芸大学で臨床心理学を専攻。グリーフケアの観点から「遺族における法事の心理的役割の検討」を執筆した。東日本大震災後には、お坊さんが答えるQ&Aサービスhasunohaを立ち上げた。また、「ポジティブ心理学」の知見を生かして「生きるための仏教」を模索し、2016年には、寺子屋ブッダでビジネスパーソン向けの研修事業(cocokuri)を開始。全日空、日本郵便、メルカリ、三菱地所、JR東日本、サントリー、JR東日本など多くの企業で「心の土台」を育むマインドフルネス研修を行っている。テレビ・ラジオ・雑誌等のメディアにも多数登場し、リビングで出会う確率の高い僧侶の一人となった。
出演:テレ朝「ぶっちゃけ寺」、Eテレ「Rの法則」、テレ朝「林修の今でしょ!講座」他多数
著書:『心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習』(永岡書店、2016年)共著『つながる仏教』(ポプラ社、2016年)
『hasunoha お坊さんお悩み相談室』(小学館集英社、2016年)
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理事 大來 尚順
山口県山口市 浄土真宗本願寺派 超勝寺 住職 / 翻訳家
1982年、山口市生まれ。龍谷大学卒業後に渡米。米国仏教大学院に進学し修士課程を修了。その後、ハーバード大学神学部研究員として仏教を学ぶ。帰国後は東京と山口県の自坊(超勝寺)を行き来しながら、仏教書の翻訳や通訳なども 手掛けている。国際経験を活かした講座「英語で考えるブッダの教え」や公式ブログ「訳せない日本語 日本人の言葉と心」は幅広い世代に仏教を伝えるユニークな活動として様々なメディアに取り上げられた。
著書: 『英語でブッダ』(扶桑社) 、『訳せない日本語〜日本人の言葉と心』(アルファポリス)、『超カンタン英語で仏教がよくわかる』(扶桑社)、『端楽』(アルファポリス)、カンタン英語で浄土真宗入門(法蔵館)など多数。
出演:テレ朝「ぶっちゃけ寺」
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理事 川野泰周
神奈川県横浜市 臨済宗建長寺派 林香寺住職/精神科・心療内科医
1980年、横浜市生まれ。2004年慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて禅修行。現在、横浜市にある臨済宗建長寺派・林香寺で住職を務める傍ら、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックでは副院長として従事しているほか、池袋の神心会 こころケアクリニックでも精神科診療にあたっている。薬物療法や従来のカウンセリングだけでなく、マインドフルネス瞑想や禅の要素を積極的に取り入れた診療を行っている。精神保健指定医・精神科専門医・医師会認定産業医。坐禅、瞑想、心に関する著書多数。
著書: 『余裕がないときの心の整え方 ―マインドフルネス入門― 』 (できるビジネス)、 『 「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』(ディスカバー)、『ずぼら瞑想』(幻冬社)、『人生がうまくいく人の自己肯定感』(三笠書房)
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理事 佐々木教道
千葉県勝浦市 日蓮宗妙海寺住職
1979年、千葉県生まれ。立正大学で仏教を学び、千葉県勝浦にある正榮山妙海寺に入寺。
寺院を「心と体と調える場」「良いつながりを作る場」と捉え、宿泊型修行体験『テンプルステイ』やコミュニティー食堂『お寺でランチ』、まちの文化祭『寺市』などを企画。一人一人の「よりよく生きる」に貢献しながら、地域を元気にする活動を行っている。 また、地域活性団体「勝浦タンタンメン船団」のPR活動にに参加し、団体としてB-1グランプリの全国大会 ゴールドグランプリ受賞、地方新聞社と共同通信社が合同で創設した「地域再生大賞」で優秀賞を受賞したほか、「毎日新聞イメージアップ大賞」の特別賞も受賞。その活動をきっかけに、ONE勝浦企業組合をつくり「未利用魚の活用」を町の人々たちと協働し勝浦市の活性化に努めている。その他、仏教の教えをより分かり易く伝えようとに音楽活動も行っている。
アルバム:「しんが万象」「波歌綴り」 等
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理事 早島 英観
千葉県南房総市 日蓮宗妙福寺住職
1982年、福島県生まれ。立正大学で仏教学を学び、日蓮宗の行政機関である日蓮宗宗務院に勤務。主に広報や寺院活性の企画を担当し、「どんな地域でも、地域貢献に積極的なお寺こそが真に元気なお寺である」との確信を得る。そして、地域の人々にとって、お寺がもっと身近で楽しくて温かい場所にするために、2010年より寺子屋ブッダを立ち上げ超宗派の活動をスタート。ヨガ講師や医師などと協働しながら、「心と体の健康」をお寺から提供するための各種イベントや体験ワークショップなどを行っている。
また、寺子屋ブッダの研修事業(cocokuri)の講師として、 ANA、AdRoIL、エン・ジャパン、産経学園銀座おとな塾、日本生産性本部、ヨガワークス300時間養成講座(仏教講座担当)など様々な企業に「心と体の健康」を提供している。
著書:共著「つながる仏教」(ポプラ社)
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理事 吉田 亮介
三茶ワークカンパニー株式会社 共同代表
1982年、埼玉県生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、横浜国立大学工学府社会空間システム学専攻建築学コース 修了。都市デザインシステム(現UDS)を経て、株式会社シグマクシスにて大企業に対する事業戦略・組織戦略等のコンサルティングに従事。その後、事業会社にて新規事業の企画・立ち上げを経て、2019に年東京・三軒茶屋で、三茶に暮らす人たちと共に職住近接型のコワーキングスペース「三茶WORK」をオープン。現在、三茶WORKの経営・運営、企業の事業開発に携わる傍ら、まちの社会的資本を活用した新たなサービス・事業づくりを行っている。
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理事 古谷紳太郎
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 特別研究員
株式会社アイディアポイント プログラムコーディネーター NPO法人ZESDA シニアプロデューサー
1979年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、同大学院比較文化研究科修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科修了。学術博士。専門の科学史・科学哲学を軸に、リベラルアーツから科学技術イノベーション政策まで、活動は多岐にわたる。大学教員として関連講義を担当するほか、株式会社アイディアポイントを通じて経営幹部向けリベラルアーツセミナーを担当、NPO法人ZESDAで地方自治体に対する政策シンクタンクの役割を担う。また、大企業を相手に経営戦略・新規事業開発のコンサルティングも行っている。
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代表理事 松村和順
株式会社百人組代表取締役 一般社団法人学びとまちづくり推進機構理事
1973年長野県生まれ。91年中国西安市西北大学留学中に日中合作映画「曼荼羅〜若き日の弘法大師空海」でアルバイトしたことをきっかけに (株)フィルムクレッセントに入社。制作進行、助監督を経て、ドキュメンタリー映画、TV番組、企業プロモーション映像の演出を勤める。2001年同社取締役。
2005年、若手のディレクターが活躍する機会を増やそうと(株)百人組を設立。教育系・医療系・メーカーなどのプロモーション映像制作・Web制作を開始。伝統仏教宗派の公式映像・公式Webサイトの制作を行ったことをきっかけに、お寺や仏教は、現代人の”よりよく生きる” にもっと貢献できるはずと考え、2010年、超宗派の若手僧侶と共に、「寺子屋ブッダ」の活動を開始。2016年、一般社団法人寺子屋ブッダ設立。デジタルコンテンツマネージメント修士。 事業構想大学院大学エコミュージアム研究科研究員(2015年)。
【映像関係 主な作品歴】
- ドキュメンタリー映画「虹をつかむステージ」(監督)
- 文部科学省特別選定(少年の部/青年の部/成人の部)
- 厚生労働省社会保障審議会特別推薦
- こども未来財団 (財)朝日生命福祉事業団 児童福祉文化賞推薦作品
- テレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」~蘇れ!パンダの森~(演出)
- 日本初 野生パンダの撮影に成功!
- アニメーション「百鬼」大森清一郎監督作品(プロデューサー)
- 第11回TBSデジコン6入賞 ASIAGRAPH入賞
現在、(株)百人組では教育系・メーカー・商社・などの
映像制作・Webサイト制作を行っています。
【仏教関係 主な活動暦】
日蓮宗公式サイト、教師用サイト、寺院ページ(制作プロデューサー)
宗門紹介映像(演出プロデューサー)
まちのお寺の学校 https://www.machitera.net/ (プロデューサー)
- 以下、講演など
- 平成26年度曹洞宗総合研究センター勉強会(講師)
- 平成26年度浄土真宗本願寺派東青僧勉強会講師(講師)
- 平成27年度日蓮宗千葉教区教研会議講師(講師)
- 平成28年逗子こどもフェスティバルシンポジウム(講師)
- 平成28年全国学びとまちづくりフォーラム(まちのお寺の学校事例発表)
- 平成29年東京大学仏教青年会五月祭講演会(パネラー講師)